2025/08/09
シックハウス対策として始まった24時間換気
建築基準法では、シックハウス対策のため、2003年(平成15年)の改正により、原則として全ての建築物に24時間換気設備の設置が義務付けられています。
今年、法改正から22年が経過しています。
社会問題となったシックハウス症候群
「シックハウス症候群」を聞いたことがおありだと思います。住宅が高気密化したことで、建材や家具などから化学物質が発散され、室内の空気を汚染し、そのことで住まい手の健康が損なわれるもので、大きな社会問題になりました。
これを防ぐために、内装仕上げに使用する建材に制限を加えるとともに、「24時間換気システム」の設置を義務付けるという、建築基準法の改正が行われたのです。
24時間換気の義務化
- 目的: シックハウス症候群対策
- 対象: 居室のある全ての建築物
- 例外: 倉庫など、人の立ち入りが少ない居室は対象外
第3種換気のこと
一般的に採用される第三種換気は、給気口には換気扇を設置せず、排気口にのみ換気扇を設置する方法。一戸建て住宅やマンションに多く採用されており、すべての部屋に給気口が必要となるのが特徴です。
メリットは、第一種換気より設置コストや電気代が安いこと。一方で、外気の温度がそのまま室内に入ってきやすく、給気口近くにいると冬は寒く、夏は暑く感じやすいというデメリットがあります。ただ、空気の流れはそれほど強くないため、換気による暑さ寒さを気にしない人がほとんどです。上の画像は給気口です。
24時間換気システムは常時ONに!
トイレ、キッチン、浴室にはていているが、24時間運転されているご家庭は少ないのではないでしょうか?
24時間換気システムを正しく利用するには、常時オン(常時換気)にしておき、換気口を開けておくことが大切です。また効率的に換気をするためには、換気扇や換気口にフィルターが付いている場合は、定期的なフィルターの掃除や交換も求められます。
ゆっくりではあっても外気を取り込むために、夏は暑く冬は寒くなることを嫌う人や、電気代がもったいないと思う人などがいて、スイッチを切ってしまうことも多いようです。スイッチをオンにしてこそ効果を発揮するのが、24時間換気システムです。
定期的な換気扇のお手入れを
パイプファンには、フィルター付きのもの・フィルター無しのもの・センサー付きタイプなど色々な種類があります。それぞれお手入れ方法は違うと思いますが、取り扱い説明書を読んでしっかりとお手入れしましょう。
羽根が汚れている場合、風量が約25%もダウンしてしまう場合もあります。フィルター付きの場合は長い年月でフィルターが朽ちてしまっている場合も・・・。
フィルターは取替え可能な物もあるので、ぜひ株式会社竹野内建設までお問合せください。
毎日暑い日が続きます。換気を正常に行うことで空調の効率もあがりますよ。
一つずつでもよいので換気の点検をお願い致します。 (担当:森本)
株式会社竹野内建設は
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子どもが育つ大切な環境として捉え、
心身を健やかに保つように使用素材を精選し、
採光・通風・ご家族の暮らしの動線に配慮した間取りを提案しております。
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